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Mr.デイブ・ブルーム「東京 インターナショナル バーショー 2019 ~ カクテル & ミュージック ~」特別インタビュー

Mr.デイブ・ブルーム「東京 インターナショナル バーショー 2019 ~ カクテル & ミュージック ~」特別インタビュー

「東京 インターナショナル バーショー」(以下「TIBS」)も今年で8回目を迎え、ますます熱を帯びてきました。その「TIBS」に開催初年度から携わり、カクテルの魅力的な世界を私たちに発信し続けてきたデイブ・ブルーム氏に、バータイムズが特別インタビュー。大変興味深いお話をうかがうことができました。

Q. 「TIBS」のためにこれまで5度も来日し、毎年イベントの様子をご覧になっていますが、今年のバーショーはどんな印象ですか。
今年は、例年に比べて出展ブースの数が増えていると感じます。ますます盛り上がっている様子を肌で感じますね。数が増えているだけではなく、各ブースの造作や演出も非常に凝っていて、ブランドごとに様々なプレゼンテーションが用意されているなど、昨年以上に魅力的になっています。また、若い来場者の方、中でも女性のお客様が増えている印象を受けました。TIBSの認知度も年々上がり、カクテルを楽しみながら味わっていただいている、非常にいいイベントに成長してきたと実感しています。

Q. 去年に引き続き、今年も「なでしこカップ」の審査員をなさっていましたが、いかがでしたか。
今年は「国産ジンをベースに国産フルーツを使用したカクテル」という課題でした。10名の選手たちは皆、与えられた課題をしっかりと理解していて、それぞれ考え抜かれたオリジナルカクテルが多かったですね。全体的にレベルがアップしていると感じました。今後、皆さんの活躍に期待を寄せています。

Q. 今年の「TIBS」は、カクテル&ミュージックというテーマを掲げていますが、デイブさんもメインブースやマスタークラスで興味深いお話をされていましたね。
ええ。マスタークラスでもお話しましたが、お酒を飲んでいるシーンでどんな音楽を流すかによって、感じ取るフレーバーが劇的に代わるんです。トーンの高い、低いやテンポの早さなどでフレーバーが異なります。とっても不思議でしょ。でもそれは感覚的なものではなく、きちんと化学的な根拠があるらしいんです。例えば、飛行機に乗るとトマトジュースを頼む人が多いといいます。あの機内のゴーっという音を聞くことで、人間はどうやら甘味や塩味を感じずらくなり、それを補おうとトマトジュースなどの旨味を欲するそうなんです。まあ、難しことは置いておいて、音楽を流しながらお酒を楽しむことは非常にいいことです。私は仕事中でも必ず音楽をかけて、楽しみながら仕事をしていますよ。

Q. 「TIBS」のオフィシャル エグゼクティブというお立場から、日本のバーテンダーに期待することはどのようなことですか。
「TIBS」では、毎年多くの若いバーテンダーが活躍していますね。とても素晴らしいことですし、彼らの力で日本のバー業界をどんどん盛り上げていってほしいと心から願っています。そのためには、日本のバーテンディングの基本、つまり「伝統」を尊重し、何度も練習を重ね、テクニックを向上させることに力を注いでほしいです。その上で、新しいことへのチャレンジも忘れないでいただきたい。できればアメリカやイギリス、ドイツなどの世界へ出向き、海外のバーテンダーがどのようなことをしているのか、見聞を広げていければもっといいですね。

Dave Broom(デイブ・ブルーム)
お酒と音楽のエディターとして長年に亘り活躍を続けており、多くの著作物を出しています。 特にウイスキーの造詣が深く、彼の著書「ワールド・アトラス・オブ・ウイスキー」はウイスキー分野における画期的な書籍として増刷もされています。「東京 インターナショナル バーショー」のために、これまで5度来日しており、2018年に「東京 インターナショナル バーショー オフシャルエグゼクティブ」に就任しました。